愛しき書物達をご紹介
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
書 名 シャルダン
著 者 ガブリエル・ノートン 訳 大野芳材 出版社 西村書店 アート・ライブラリー 発行年 2002年 一冊2000円と比較的安価な画集。シャルダンは最近とみにお気に入りの画家である。ロココの時代にありながら「真実と簡素」を本質とするシャルダンの作品は、独自のものとして広く人々の心を捉えた。対象を謙虚に暖かく見詰める画家の姿勢が、そのまま画面からにじみ出ているように思う。特に子供の絵が秀逸。もし、シャルダンの絵を見たことがなかったら、ぜひご覧いただきたい。 Web Gallery of Art さんで索引Cの項でCHARDINを探してみてください。 http://www.wga.hu/index1.html PR
書 名 黄金伝説Ⅰ~Ⅳ
著 者 ヤコブス・デ・ウォラギネ 訳 前田敬作 今村孝 出版社 人文書院 発行年 1979年 キリスト教聖人伝の中でも最も有名なものだろう。学生時代に第1巻のみ購入。四半世紀前に2800円は非常に高価だった。現在は平凡社ライブラリーで文庫化されている。1冊約2000円×4冊。もしヨーロッパのコトに関心があるなら、購入する価値あり。物語として読んでも面白い。 改めて読んでみてこれって聖書のSS?と思ってしまった。いつの時代も人は物語を求めるのだろうか?聖書でおなじみの聖人から、あまりなじみのないマイナーな聖人まで、まあ良くこれだけ集めたものだと思う。
書 名 西洋美術史ハンドブック
編 者 高階秀爾・三浦篤 出版社 新書館 発行年 1997年 大学の一般教養の西洋美術史の講義の教科書として使われそうな一冊。 時代を追って、概要、代表的作家、コラムという構成。後半五分の一は、「西洋美術史学の方法と歴史」という西洋美術史学の流れと付録(美術史年表・美術用語解説など)に当てられている。通読すれば、西洋美術史の大きな流れをつかむ事ができる。随所に挿入されたコラムも興味深い。 実は、コラム目当てで買ってしまった。
書 名 西洋美術解読事典 絵画・彫刻における主題と象徴
著 者 ジェイムズ・ホール 監修 高階秀爾 出版社 河出書房新社 発行年 1988年 書店で偶然発見!ブロンジーノの「愛の寓意」が表紙になっている。かなり意味深な感じが漂う表紙である。だが、中身は真面目な西洋美術で取り上げられる主題や物語、人物などを網羅した事典である。2cmぐらい厚さがある本で、値段も4800円とちょっと高い。発見した時には持ち合わせがなく、後日、買いに行ったら、すでに売れてしまっていた。このときのショックは大きかった。早速取り寄せたのは、言うまでもない。 著者のジェイムズ・ホール氏はイギリス在野の美術史家だそうだ。(在野=要するに大学などで専門に研究をしているわけではなく、趣味で研究をしているということだ。)美術館通いが趣味で、便利で信頼性の高い美術図像事典の必要性を感じ、7年の歳月をかけてこの本を完成させたとの事。すごい情熱だと思う。 我が家のトイレはなぜか無駄に広い。作りつけの棚がある。家族は好きな本を持ち込んでいる。私は、この本を備え付けている。
書 名 西洋絵画の主題物語 Ⅰ聖書編
著 者 監修 諸川春樹 出版社 美術出版社 発行年 1997年 何の予備知識もなく絵を鑑賞する方が楽しめる場合と、きちんと主題を知って鑑賞するほうが楽しめる場合とがある。宗教画の場合、その主題を知らなければ、画家が何を訴えたかったのかを真に理解することは難しい。 西洋美術の場合、そのバックボーンはなんといっても聖書の物語だ。 豊富な図版によって、特に表現される頻度の高い主題を集めた一冊。聖書の知識を手っ取り早く得るにも手ごろと思われる。
書 名 美術のたのしみ 私の美の美
著 者 三輪福松 出版社 里文出版 発行年 1994年 日本経済新聞社の文化欄「美の美」に寄稿されたものを中心に、古代から近現代までの名品を紹介した一冊。実は、著者である三輪先生は私の恩師である。教えを受けられたのは、本当に幸運だったと思う。敬愛の情を込めて、学生達は「三輪じい」と先生の事を呼び、先生は、至らない私たちを愛情深く見守ってくださった。特に私はいつも教卓のまん前に席を取っていたから、声をかけていただく機会も多かった。亡くなるまで、年賀状と暑中見舞いを出し続けた。本当に心に残る良い授業をたくさん授けていただいた。小柄で温和な先生の姿を今でも懐かしく思い出す。
書 名 新古典主義
著 者 ヒュー・オナー 訳白井秀和 出版社 中央公論美術出版 発行年 1996年 原著は1968年イギリスで出版されたもの。新古典主義についての定本となっているものだそうだ。読み物として面白いわけではないが、確かに新古典主義の流れを的確に示してくれていると思う。
書 名 子供とカップルの美術史 中世から18世紀へ
著 者 森 洋子 出版社 日本放送出版協会 NHKブックス(951) 発行年 2002年 子供やカップルが歴史的にどのように表現されてきたかをたくさんの図像資料を駆使して展望した好著です。後半の「不釣合いのカップルの図像学」は苦笑いを誘う。
書 名 画家ダヴィッド 革命の表現者から皇帝の首席画家へ
著 者 鈴木杜幾子 出版社 晶文社 発行年 1991年 ジャック・ルイ・ダヴィッド 彼はフランス新古典主義の代表的画家であり、革命期には熱烈な革命派として、革命の諸事件の視覚的記録者であり、政治家でもあった。後半生は皇帝ナポレオンの首席画家として、大作「ナポレオンの戴冠式」を描いた。激動の時代を生き抜いた画家の生涯とその画業を通して西洋絵画の根底にある正統を再認識させてくれる力作。 |
カレンダー
カテゴリー
最新CM
最新記事
(07/17)
(02/03)
(02/03)
(11/17)
(11/09)
最新TB
プロフィール
HN:
DNA
性別:
非公開
職業:
流通系 事務屋
趣味:
駄文描き&お絵かき
自己紹介:
既に人生を折り返してしまったくたびれ気味の人です
ブログ内検索
アーカイブ
最古記事
(02/24)
(02/25)
(02/25)
(02/27)
(02/27) |