愛しき書物達をご紹介
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書 名 結婚の条件
著 者 小倉千加子 出版社 朝日新聞社 出版年 2003年 現代は「結婚難」の時代だそうだ。確かに、平均初婚年齢は年々遅くなっているし、生涯未婚率は上がり、少子化は止まらない。いったいこれらの現象の裏に、どんな心理が潜んでいるのか、歯切れのよい文章で次々と解き明かされていく。完全にずれてしまっている男女の結婚に対する思惑と、的外れの国の施策。読み出したら面白くて夜中の2時半まで読みふけってしまった。出版されたのは4年前だから、この本に書かれた状況から結婚を取り巻く状況は更に変化していることは間違いない。 「馬には乗ってみよ、人には添ってみろ」ということわざがある。やってみなければわからない事もある。条件にこだわるあまり、チャンスを逃す人も多いのではないだろうか。 筆者は特に解決策を提示するわけではない。考える糸口を示しているだけだ。おそらく、あまりに複雑すぎて、単純に割り切れないからだろう。結婚は極めて個人的な感情の問題であると同時に、社会的な問題でもある。あーしろこーしろといったところで、決定的な解決策になるわけではない。 誰かが言っていた。「結婚したい人は必ず結婚する」と。そういう人間は「結婚」を成立させる為に妥協するからだ。妥協というのは聞こえが悪いが、身の丈に合ったところで折り合いをつけると言い換えてもいい。お互いに歩み寄れる人間同士なら、なんとかなると思う。「割れ鍋に綴じ蓋」ということわざもある。現状、結婚は出来たらしたいといっているうちは、なかなか出来ないものになった。 いろいろ面白い視点で「結婚」が分析されているが、特に面白かったのは、恋愛とフェティッシュの項。 私自身はすでに結婚してしまっているが、子供達はどのような選択をするのか?両親の奇妙な結婚生活を見ている割には、結婚願望が強いように思う。反面教師ということかも知れない。 PR |
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