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愛しき書物達をご紹介
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書 名 絵解き 中世のヨーロッパ
著 者 フランソワ・イシェ 訳蔵持不三也
出版社 原書房
出版年 2003年

ヨーロッパ中世の彩色写本が好きだ。羊皮紙に一枚一枚丁寧に描かれた絵や手書きの文字。古の人々の姿をとじこめた美しい本は子供の頃からの憧れだった。本物の彩色写本を見ることが出来たのは大人になってからだが、こんな風に美しい本を持てたらどんなにか素敵だろうと見るたびに思う。書類のペーパーレス化が進もうと、電子端末で小説が読める時代になろうと、「本」という情報媒体はなくならないような気がする。扉を開けるときのわくわく感。初めてページをめくる時にたつシュッっというかすかな音、インクのにおい。本そのものの存在が既に魅力的だから。

本屋で見つけて衝動買いしてしまった一冊。200点にも昇る図版が掲載され、絵を見ながらめくるだけでも楽しい。写本に描かれた絵をその時代を表わすものとして丁寧に読み解いていく著者の視点に導かれ、中世に生きた人々の生活を知ることが出来る、楽しい本だ。

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