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愛しき書物達をご紹介
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書 名 香水 -ある人殺しの物語ー 文春文庫
著 者 パトリック・ジュースキント 訳:池内 紀
出版社 文藝春秋
出版年 2003年

2007年3月公開されたトム・ティクヴァ監督の映画「パフューム」原作。18世紀パリの街に、類稀なる才能と不幸を持ち合わせて生まれた一人の男の一生を描いた小説である。読み始めて一気にこの小説の世界に引き込まれた。この小説の本当の主人公は目に見えぬ匂いである。男が求め止まぬ匂いの世界。その匂いの描写がとにかく素晴らしい!!久しぶりに興奮した。その結末に驚かされるが、醜悪でありながら、甘美で荘厳でありさえする。映画もDVDレンタルが開始される。ぜひ見てみたい。この小説をどのように映像化しているのだろう??

非常に淡々とした文体で、フランスっぽくないと思ったら、やっぱり著者はドイツ人でした。


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